作品のクオリティーを高めるTips:ボディ塗装
塗装しよう。
コロナコロナでもううんざり、テレビもラジオもシャットダウンしてamazon prime ばかりを見ている今日この頃です。みなさんはいかがお過ごしでしょうか? 更新が空いてしまいまして申し訳ございません。理由がございまして、実は私PCR検査を受けておりました。結果は陰性だったのですが1週間ほど監禁生活を強いられておりました。あわせてコロナの影響で私の会社もリモートワークとなり、現在私のプラモ作業デスクはリモートワークデスクになっており、プラモ作業ができなくなっております。もう本当に最悪ですね。はやくこの災禍が収まることを願ってやまないわけです。さて今回のお題ですがボディの塗装でございます。これはリモートワーク以前の作業となっております。
1. 色の選定
縮尺模型を制作するにあたりその色の選定というものはその人なりの考え方あって一概にこれが正解というものはありません。実物の色を忠実に再現したい人も入れば、説明書の指定色に忠実な人もいる。まあ結局何色だっていいんです。黄色いフェラーリだっていいんです。ここからはあくまで私の考え方なのですが「濃い色は圧縮されて小さく見える」「明るい色は膨張して大きく見える」この目の錯覚を利用したものです。私の場合、模型をできるだけ大きく見せたいと考えているため説明書の色を少し明るくした色を採用しています。そこで今回採用したのが「フィニッシャーズ、ルミレッド」。この色はちょうど炎天下の下にあるフェラーリレッドみたいな彩度と明度の高い爽やかな赤になります。
2. 下地塗装
塗料には色それぞれの透け特性があります。例えば青系の色は隠蔽力が強く下地の色が透けにくいですが、赤や黄色といった色は隠蔽力が弱くかなり厚く塗っても下地の色を反映してしまい仕上がりにムラが出てしますのです。そこで登場するのが「フィニッシャーズ、ファンデーションピンク」。この塗料はサフの性質を持った隠蔽力の強いピンクです。これを使用することにより塗料本来の発色を再現することができます。
3. 塗装のコツ
まず最初に赤丸で囲ったような奥まった形状の部分から塗装をします。このような場所は塗料が行き届きにくいので先に噴いておくことでムラや液だまりを防ぐことができます。
大きな面は塗装のスタートとゴールをパーツの外側にしましょう。スタートをパーツの外側にすることでハンドピースの先端に溜まった塗料を吹き飛ばせるので塗装面にしぶきを噴きかけるというミスを防げます。ハンドピースを大きく使って塗装をしましょう。
マスキングは丁寧に貼りましょう。形状にどうしても馴染まない場合はテープを細かく切って使います。それでもうまくいかないときはマスキングゾルを使うのも手ですね。
SH70Hの赤はこんな色にしました。いかがでしょうか、少し太陽の光を受けたような朱色に近い赤にしてみました。本物の色はもう少し濃い赤のようですが、これくらい明るくすることで模型が少し大きく見えます。この辺は完全に個人個人の好みによると思います。
これからの作業はリモートワークデスクを片付けたり戻したりしながらになりますので少しペースダウンしそうです。早く普段の生活に戻りたいですね。皆さんもお体に気をつけてお過ごしください。