Model Factory Hiro 1:12 Lotus 97T [Portugal GP]
仮組み
モデルファクロチーヒロの1/12キット、Lotus97T ポルトガルGPの制作を開始しました。ロータス97Tはチーム・ロータスが1985年に投入したマシンです。シャーシはカーボンファイバーでアルミハニカムをサンドイッチする方式が採用されています。ドライバーは1st,エリオ・デ・アンジェリスと2nd,アイルトン・セナであったが、セナがアンジェリスを上回る速さを見せ、第2戦のポルトガルGPではポールトゥウィンを飾っています。ポルトガルGPの決勝は豪雨に見舞われ、レースは69周であったが67周目に2時間を超えたため規定により終了しまし、セナはスタートから一度もトップを譲ることなくゴールしました。今回再現するマシンもこのポルトガルグランプリ仕様となります。レインタイヤを履いているところも模型的には映えますね
いつものように仮組みからスタートします。今回の製作も2台同時に行います。まずはエンジン周りの仮組みから始めます。エンジンブロックのサイドにはタイミングベルトの歯車が一つ一つ精密にパーツ化されています。
インタークーラーはハンダによる溶接で組みます。写真のような模型用の卓上バイスがあると、このような作業は格段に楽になります。
使用するハンダは模型用のバルケッタの低温ハンダで融点が165°のものです。接合部分にフラックスをしっかりと塗ったあと、サッとハンダを流し込んでいきます。広い面を溶接しますので小手の腹部分を滑らせるように動かします。あまり長い時間パーツの上に小手を乗せないように注意しましょう。
溶接部分は棒やすりできれいに整形しなおします。この作業用のバイスはこのようなヤスリ掛け作業にもとても重宝します。
エアインテークのパイプとタイミングベルトのギアの間にはほとんどスペースがないので調整しながら仮組みを進めていきます