Engine
今回のエンジン塗装のテーマは「オイルのにおい」。当時のエンジンは現代F1のような磨かれた金属の質感ではなく、オイルで汚れ、すすで汚れ、それが高熱で煤けた、とても熱気を帯びた風格を漂わせています。そんな重量感のある質感をプラスチックに再現しようと思います。
まずはセミグロスブラックで下地を作り、そこに取説通りH90シャインシルバーを吹きます。この塗料はめちゃくちゃ多くの粒子が含まれた塗料なので閉め切った空間で吹くといつまでも金属粒子が滞留します。出来れば外で塗装してください。
金属の焼けを表現するためセミグロスブラックにカッパーを混ぜ、それを薄め液で薄めに溶いたものを吹きました。とくに奥まった部分を厚めに吹くことで立体感が出ます。
次にオイル染みを表現するため、セミグロスブラックとブラウンを混ぜたエナメル塗料をスミ入れします。
工具があたったり人間の手が触れて磨かれたりした質感を出すため最後にシルバーでドライブラシをかけ、エッジを強調しました。
エンジン周りのパイピングをします。プラグコードはHIROの0.28mmを使います。
茶色のオイルラインはMFHの0.4mmカラーチューブを使いました。
エンジンの上のこのパーツのデカールは付属されていないのでジャンクデカールででっちあげます。
クリアパーツを当時のF1に使われている素材風に塗装します。まずはクリアレッド、クリアイエロー、スモークを混ぜたものを吹きます。
上のものにフラットベースを吹いて質感を出します。そこにハセガワ純正のディテールアップパーツのエアファンネルを取り付けました。
同じくハセガワのファンネルカバーを取り付けました。
補機類を固定するベースを製作します。左側の支えはキットでは穴が1つですが実車ではその周りにしいさな穴が4つ開いていますので開口しました。ついでに左右とも薄々攻撃をしてから塗装しました。この時点で強度がかなり落ちてますので取扱いを慎重に。
デカールを貼ってパイピングをしました。
パイピングしたコードをこのパーツの下に押し込みます。白いタンクの上部にはhobby designのメタルのラインを刺しました。