Tameo 1:43 SLK015 BAR006 Japanese GP 2004
塗装とデカール
サフで可視化された筋彫りのガリや飛びやヨレ、表面の荒れをパテで修正しています。スジボリのミス(飛び出しとか)はなるべく最後にまとめて修正するようにしています。その都度修正していると何度も修正しているうちに表面が痩せてきてしまったりしまうためです。
赤はタミヤ のスプレーTS-8イタリアンレッドを使用します。エアブラシ で使用したいので写真のようにしてスプレー間から中身を取り出しています。塗料からエアを抜くためにしばらく放置する必要があります。
ホワイトサーフェイサーを吹いたところです。
ホワイトを塗装していきます。使用するのはクレオスのグランプリホワイトです。ホンダ特有の若干温かみのあるチャンピオンシップホワイトを模したカラーですね。味があって趣きのあるホワイトです。
このキットの最大の難関と思っていた両サイドの大判デカールが意外と無難に貼れてホッとしています。デカール軟化剤はあまり使わず、水でしつこく調整することがコツのようです。
筋彫りで切れたところをタッチアップしました。 改めてこの車は本当にかっこいいと思う。
デカールの難関、サイドポンツーンのラッキーストライク。無難に貼り切りました。コツとしては上下の位置をフィックスしてから真ん中を徐々に馴染ませていく感じ。軟化剤は危険なので最後の最後でちょっとだけ。もうやばいレベルでかっこいいですね
デカールの筋彫りへの馴染ませ方ですが、私は半渇きのうちにデザインナイフで切り込みを入れ軟化剤を湿らせた面相筆でそっと抑える感じです。デザインナイフはデカールの端からではなく中央から両端に向けて切ることで入れることでデカールの破れを防いています。
マスキングテープでカーボンデカール用の台紙を作りました。
作った型を元にカーボンデカールを切り出し貼っていきます。使うのはエッフェルティアーチェの綾織カーボンデカールSS。このデカール硬くて割れるので少々苦労します。小さいパーツも丁寧に丁寧にゆっくりと。
カーボンデカールワークの続きです。 今日はフロントサスアームにカーボンデカールを貼っています
ウイングのマスキング塗装をしていきます。 ウイングの筋彫りを墨入れのように塗料が流れないようマスキングゾルで埋めた後にマスキングテープを貼ります。
デカールワークは大体終わりました。
ステアリングのデカール貼りとホイール塗装など
ミラーをレッド&ブラックに塗り分けた後にオレンジのデカールを貼りました。目が疲れます。
クリアー完了いたしました。使用したのはいつものフィニッシャーズGP1。
ディテール
シートベルトはキット付属のエッチングパーツを使いました。エッチングパーツをバーナーで炙り焼きなましてからシートに合わせて形状を整えています。0.2mm厚の鉛板でドライバー引き上げ用のハーネスを追加してみました。
タイヤはキット付属ゴムタイヤの角ばった形状が気に入らなかったので3Dプリンターで作り直すことにしました。FUSIONでモデリングしています。空気がパンパンに詰まった感じをイメージしています。
FUSIONからblenderにデータを移行してフロントタイヤにキャンバー角に合わせた接地面を出しておきました。
3Dプリンターでタイヤを召喚しました。かっこいいタイヤをさくっと作れるすごい時代です。
センターロックナットも3Dプリンターで製作します
最終仕上げ
最終組み立ての前に仕上がったパーツ達を並べるのが好き
この時点でテールライトのエッチングを紛失していることに気づきました。 3Dプリンターでなんとかします。出力したものにUVクリアーで発光面を作りました。
チムニーの穴の中塗りに使ったアクリルガッシュのはアクリルガッシュの暗黒ブラック。一時期話題なった世界一黒い塗料みたいなやつです。本当に真っ黒になるので穴の表現にぴったりですよ。
完成!
いつものはざいやさんの特注クリアケースに2004年日本GPの日曜日をイメージした台紙を貼り付け、銘をインレタで刻印して台座も完成。これでBAR006はコンプリートとします。