MFH 126C2の製作記を旧ブログから再掲載
キットレビュー Kit review
126C2のキットですと1:12のプロター製のものが有名ですが現在はとても品薄になっていてネットでも高値で取引されています。また1:20ではフジミからプラスティックキットが何種類か販売されています。今回製作するのはモデルファクトリーヒロ製(以下MFH)の1:12 126C2 1982年ベルギーGPバージョンです。あの悲劇的な事故により、天才ジル・ビルヌーブの最後のマシンとなってしまいました。
The 126C2 kit is famous for its 1:12 proter,but is currently very scarce and traded on thenet at high prices. At 1:20, some plastic kitsare sold by Fujimi. This time, the model factory Hiro made (MFH) 1:12 126C2 1982 Belgian GP version. That tragic accident made it the last machine of the genius Jill Villeneuve.
キットの構成は下記の通りです。とにかく大量のパーツが同梱されています。その全てを高い精度で組み上げていかないと破綻してしまいます。
ホワイトメタルパーツ
レジン製のカウルとシャーシ
レジン製エンジンとアップライト
アルミ削り出しホイール
ゴム製タイヤ
ラバー製シート
その他金属パーツ
その他のパーツ
メタルパーツ研磨
ホワイトメタルパーツを磨いていきます。一つ一つのパーツを手磨きをするにはあまりにパーツ数が多いのでバレル研磨機を使用します。メタルパーツを細かいステンレス製のメディアと一緒に攪拌することでホワイトメタルの表面を磨くことができる機械です。今回使用しているのはS&F トルネードミニという機械です。
一度に磨けるパーツの量はそれほど多くなく、80gずつに分けて研磨します。カタログでは一度に150gずつ磨けると書いてありますが、150gではうまく撹拌ができませんでした。
約1 5 0 gでもこの程度の量です。この半分ずつしか磨けませんので、全てのパーツを磨き終わるのに何時間もかかります。上段の写真が未処理の状態、下段が処理後になります。タービンのファンの奥まった部分までしっかりと研磨ピンが届いてきれいに研磨されているのがお分かりかと思います。こんな部分の研磨は手作業では絶対に無理ですからね。メタルキット製作の必須マシンではないでしょうか。